昔から、ひどく自覚的な夢を見る子どもだった。
明らかに夢だとわかるようなものはもちろん、現実でも十分にあり得るようなものでさえすぐに『ああ、夢をみているんだ』と気付いてしまう。
そして目覚めるまでの間、わたしはふわふわとした感覚のまま目が覚めるのを待っているのだ。
一面が金色の草原、砂漠の彼方へと沈んでいく夕日、高い高い山のてっぺん、どこかの城の庭の中、どこまでも続く白い砂浜――、




わたしが念じるがままに変わっていく、わたしだけの夢の中で。









夢の通い路









彼が初めて夢の中に出てきたのは、わたしが中学校を卒業する間近のことだった。
いつものように夢の中、いつものように自分が思い浮かべるままに現れる情景の中をわたしは歩いていた。
ちょうどその時は色とりどりの花が咲き乱れる野原の中をのんびりと散策していて、わたしが彼の存在に気付いたのは彼との距離がずいぶんと短くなってから。
彼は左右で色が違う不思議な瞳でじっとわたしを見つめていた。
わたしは一度立ち止まって、それからゆっくりと彼の姿を確認する。
白いシャツに黒いズボン、すらりとした身体に理知的な瞳、モデルみたいに整った綺麗な顔。
三つか、四つくらい年上だろうか。わたしの知らない人間だった。

「こんにちは」
「‥‥こんにちは」

彼はひどく気さくに挨拶をした。
現実ではとっくに日付の変わっている頃だろうに昼の挨拶でいいのだろうかと思ったけれど、よく考えるまでもなくここは夢の中なのだ。
そして夢の中の今は、お昼をまわったあたりだろうか。
太陽はほぼ真上にでているのだから、間違ってはいないはずだ。

「お散歩中ですか?」

彼は軽く首を傾けてそう聞いた。
裸足の足が伸び放題の草を踏みつけている。
そこでふと自分の足下を見てみると、彼と同じようにわたしの足も裸足だった。
裸足に、白いワンピース。なんてメルヘンな格好なんだろう!

「散歩というか、暇つぶしです。目覚めるまでの」

わたしは彼の不思議な色合いをした瞳をまっすぐに見つめながら答える。
彼はそうですかと頷いて、ゆっくりと目を細めた。

「では、ご一緒しても?」
「あなたも暇なの?」
「ええ、とても。することがないもので」

そう、とわたしは相づちをうって、

「なら、歩きながら話しません? ただ立っているのは、好きじゃなくて」

彼はいいですよ、と言ってわたしに腕を差し出した。
わたしはちょっとばかりあっけにとられて、結局彼に促されるままに彼の手をとった。

大きくて暖かい、男のひとの手のひらだった。



















わたしが進学した高校は、そこそこの進学校のくせにやけに自由な雰囲気の、明るい学校だった。
わたしは入学式初日からはじまった友達作りの輪には加わらずに、教室の一番後ろの見晴らしの良い席からぼんやりと教室を眺めていた。
早くも始まった女の子たちの自己紹介合戦をどこか遠くに聞きながら、どうしてわたしはここにいるんだろうと考えてみる。
答えは単純明快、飛び出していくだけの勇気も力も、今のわたしにはなかったからだ。
わたしはまだまだ世界を知らないひよこにすぎなくて、羽ばたき方は知っていてもそれを浮力に変える力をまだ持っていない。
そして、大きな翼を持とうという気持ちがはっきりとあるわけでもなかった。
きっと空を飛んで生きていくんだろうなとは思っても、空を飛んで生きていこうとは思っていない。
なんとなく、羽ばたいて。なんとなく、地べたを歩いて。

どっちつかずなまま、ここにいる。






 











彼の夢は、あれから割と頻繁に見るようになった。
月に一回のときもあれば、一週間に一回のときもある。
わたしも彼も互いに名乗ることも次に会う約束をすることもなかったけれど(だって所詮は夢の中での話なのだ)、白い砂浜、砂漠のオアシス、草原の中、いろんなところで話をした。
そのうちわたしの一番のお気に入りの場所で会うことが定番になってきて、そこはどこまでも蒼い海が広がる白い砂浜。
そのすぐそばにぽつねんと建つ白い壁の小さな家の中でお茶を楽しむことも多かった。

「海が好きなのですか?」

彼が夢に出てくるようになってから一年ほど経ったある日、彼が聞いてきた。
わたしは波打ち際の数歩先を歩きながら、上半身だけで彼の方を軽く振り向く。
素足をさらっていく波が気持ちよかった。

「見ているのは、好き。こうして浜辺を歩くのも。でも海で泳ぐのは、嫌い」
「なぜ?」
「堕ちていくみたいで、怖いから」

水面で浮いていたのが、深く冥い海の底に吸い込まれていきそうで、怖いから。
彼はじっとわたしの顔を見つめて、そうですか、とだけ、言った。

「あなたは?」
「海自体は嫌いではありませんが。泳ごうとは、思いませんね」

そう答えた彼の顔がどこか自嘲を含んだようなものに見えて、わたしは思わず足を止めてしまった。
遠い水平線を見ていた彼はそれに気付かなくて、わたしまであと一歩というところでようやく止まる。

「どうしました?」

軽く首を傾けて、彼はわたしの高さに合わせて少し目線を落とした。
彼の方が頭ひとつぶん背が高くて、わたしは自然と彼を見上げる形になる。
足下の砂がさらさらと流れていく感触が、自分が立っている場所を浸食して削り取っていくように感じられて、わたしはバランスを崩しそうになった。
貧血を起こしたみたいに、目眩がする。
実際は少しふらついただけのことだったけれど、すぐに彼の繊細に見えて実は結構たくましい両手がわたしの両肩を支えた。

「大丈夫ですか?」
「‥‥うん」

彼はふらついた勢いのまま半歩踏み出したわたしの顔を覗き込む。

「顔色が少し悪いですね」

そう言って、潮風で額に張り付いたわたしの髪を、やさしくなでるようにして払った。
触れた場所からほのかに体温が移って、すぐに消えてしまう。

もったいないと、思った。


















高校生活は、退屈なまま過ぎていった。
体育祭、テスト、夏休み、文化祭、テスト、冬休み、球技大会、テスト、春休み‥‥。
大きなイベントとテスト、長期休暇を繰り返しながら、淡々と時計の針は進んでいく。
わたしが自分に与えた猶予という名の砂時計の砂は、もう半分以上が落ちてしまっていた。まだ十分にあるように見えるそれは、けれどもわたしの選択次第によってはひどく僅かな時間にすぎない。
昼休みの屋上、膝にお弁当を広げて空を眺めながら、考える。
右か、左か。黒か、白か。
真っ直ぐに駆け続けるか、急なカーブを遠心力に逆らいながら走り抜けるか。

心はもう半分以上決まっていて、けれども決定的なものはまだ、なかった。


















「何か悩み事でも?」

海沿いに建てられた、まるで生クリームを塗ったくったような真っ白な家。
大きな窓を開け放したリビングで揺り椅子を楽しんでいた彼は、ふかふかとした手触りの白いソファに身を沈めてずっと窓の外を眺めているわたしにそう言った。
わたしは太陽を反射してきらきらと光っている白い砂浜から視線を彼に戻して、そう見える?と聞き返す。

「放っておいたら屋上から飛び下りそうな顔をしていますよ」

物騒な例えをもって答えた彼は読むでもないのに手慰みにページを捲っていただけの本をぱたんと閉じて、立ち上がる。
白紙の本ばかりが並んでいる大きな本棚にそれを戻すと、一言断ってからわたしの隣に座った。
ソファが二人分の体重を受けて沈み込む。
その感触が気持ちよくて、わたしはゆっくりと瞼を下ろした。

「道がね、あるの。ひとつはちょっとでこぼこだけど小綺麗に舗装されたまっすぐな道。
 もうひとつは急カーブで先の見えない、舗装もされていない、荒れた道。
 右手はまっすぐにハンドルをキープしようとしているのに左手は曲がろうとしていて、
 右足はアクセルを踏み込もうとしているのに左足はブレーキをかけて邪魔している」
「自分がどっちに行きたいのかがわからない?」
「そう」

ふむ、と隣で彼が腕を組む気配がした。
わたしは目を瞑ったまま、ぼすんと彼とは反対側にある肘掛けに倒れ込む。
うっすらと目を開けて彼をみると、わたしの方をじっと見つめたまま、わたしの次の言葉を待っているようだった。

「あなただったらどうする?」

白く柔らかいソファを手のひら全体で掴むようにして、わたしは問う。
彼はゆっくりと、考えるように目を細めて、そうですね、と言った。
色違いの瞳が、とても静かな色をしている。

「心のままに、ですかね」
「‥‥それ、答えになってないよ」
「おや、そうですか?」
「そうだよ」

心のままに。その結果がこれなのだから、答えになんかなるわけがない。
わたしはゆっくりと身体を起こした。
長く伸びた髪が流れて、自分でもちょっと邪魔に感じる。
彼の細い指がわたしの髪に触れて、背中の方へ払ってくれた。

「あなたの望むものは、どちらに?」
「わたしが望むものは、ないみたい」
「ない?」
「というよりは、本当にそれが望みなのか、わからない」

自分のつま先を見つめる。
彼の視線が、わたしの横顔に注がれているのを感じた。
わたしが望むものは、きっと現実にはないのだ。
だからいつまでもぐずぐずと決まらなくて、蛇行運転を続けている。
いっそのこと、スピードを出し切ってワープしてしまえばいいのに。
ここではない、どこか別の場所へ。
そうたとえば、夢の世界へ。

「本当に、」
「え?」

沈みかけた思考が、彼の声に引き戻された。
思わず視線を向けると、思ったよりも真剣な表情をしている。
わたしはちょっとびっくりして、思わずまじまじと彼の顔を見た。
相変わらず整った顔。
一見綺麗に見えるその中にときどき暗い影を潜ませることを、わたしは少し前に知った。

「本当に、自分が何を望んでいるのか、わからないのですか?」
「どういう意味?」
「あなたは、ここにいるのに」

彼は少し眉をあげて、わたしをじっと見つめた。
わけがわからなくて何も言えないわたしの頬に手をあてて、ぐっと顔を近づけて、吐息がかかりそうなほどの近距離で、言う。

「ここは、あなたが望まないと、来られない場所なのに」

彼の色違いの瞳が、わたしを捉えて、放さない。

ぐらぐらと揺れていたハンドルが、ぴたりと止まった、気がした。


















高校三年の秋。
進路進路とうるさい教師と本格的にばたばたと慌て始めたクラスメイトを横目に、わたしは一人窓の外を眺めていた。
落ち葉が風に乗ってはらはらと舞い落ちて、外の掃除当番の子たちが嘆いている。
わたしは自分の机の上に置かれた白い紙をぼんやりと見た。
進路調査票。
そう書かれた紙にはわたしの氏名とクラス、出席番号の他には何も書かれていなくて、進学、就職、その他の欄にひとつだけ丸がついていた。

「あれ、大学行かないの?」

急に話しかけられて意識を向けた先には、クラスの中でも割と仲の良い女の子がわたしの調査票を真剣に覗き込んでいた。

「うん、留学するの」
「ウソォ! ねぇ、それってちょっとすごくない?」

柔らかい茶色に染めた髪をふんわりとカールさせたその子はびっくりしたように目を丸くさせて、それからどこの国にいくの?と続けた。

「ヨーロッパの、どこかに。実はまだ、決めてないんだ」

嘘。
本当はとっくの昔に決めているけれど、教える気なんてものはさらさらなかった。
そもそも、留学という話からして嘘なのだ。
ではなにをしにいくのかと問われれば、本当は就職というのが一番近いのかもしれないけれど、それも正確な表現ではないような気がした。

「あっじゃあさ、決まったら教えてよ! アタシ、夏休みとかに遊びに行くからさ!」

彼女はそう言って、無邪気に笑った。
ヒビが入るんじゃないかってくらいに化粧をばっちり決めた他の子たちと違って、彼女は必用最低限の化粧しかしていない。
それでも彼女のかわいらしさは十分に引き出されていて、一人で行動することの多いわたしが彼女と共に居ることを拒まないのはそれが理由なのかもしれなかった。
けれどもそれも、あと少し。あと半年もせずに、終わることだ。
わたしがうんと答えると、彼女は絶対よ!と言って化粧の濃い女の子達の群れに戻っていった。
わたしは担任にほとんど真っ白な調査票を提出して、教室を後にする。

冬の気配が、近づいてきていた。


















あの日から、彼の夢はぴたりと見なくなった。
彼が最後に会ったときに言ったとおりに望んでみても、もうあの白い砂浜と白い家にはどうやっても行けなかった。
そのうちわたしは夢を見ることを諦めて、自覚的な夢を見ることも減っていった。
夢は、夢でしかない。
あの心地のよい夢は、選択肢から逃げるために自分が作り出した幻だったのだ。

わたしは高校を卒業してすぐに家を出た。
飛行機に乗って、何回かは訪れたことのある、わたしが大好きな国へと飛び立つ。
ボストンバッグひとつで異国へと乗り込んでいったわたしの生活は当然毎日目が回りそうなほどに忙しくて、夢そのものを見る回数もだんだんと少なくなっていった。

そうして、一年がすぎた。

わたしはようやくこちらでの生活にも仕事にも慣れてきて、だいぶ余裕がでてきた頃だった。
祖父から受け継いだ小さな喫茶店のある町は治安の良い穏やかな町で、町の人達も親切で、とても住み心地が良い場所だった。
この店はわたしが大好きだった祖父の長年の夢の結晶で、わたしは夏休みのたびに両親に連れてきてもらったものだ。
祖父は自分が死ぬ前に身内の誰かにこの店を譲りたいといつもいつも言っていて、そしてついに天に召されたのが、半年前。
お前が来てくれて良かったよ、そう言って穏やかに微笑んだ祖父の顔が忘れられなくて、わたしは毎日宝物を守るようにこの店を続けている。

お客のほとんどはもちろんこの町の人達だ。
わたしのイタリア語は高校の三年間の間に頑張って勉強したおかげかそれなりになめらかに話せるようになっていて、いまではほとんどつっかえることなくときには冗談もまじえながら話すことができた。
ときたま母国語が恋しくなることもあるけれど、だからといって自分から日本にいる家族に電話や手紙を送るなんてことはしなかった。
そうしたら最後、喫茶店なんてやめて帰ってきなさい、ただでさえ外国にいるっていうのに、そんな不安定なままずっとやっていくつもりなの!そんな話を延々とされるに決まっている。
わたしはもう三年間たっぷりと悩んで、悩んで、悩み抜いて、ここにいるっていうのに。

時計の針が動く小さな音が、コチリと店内に響いた。
はっとして、わたしはカップを磨いていたはずの自分の手が止まっていたことに気付く。
今日は休日で、ちょっとした模様替えをしようとしていたのだ。
一輪挿しの小瓶を透明なものにかえて、花はテーブルごとに色違いを。
テーブルの配置も変えてみようかなと腰を浮かせたところで、コンコンと、控えめなノック音がした。
視線を向ければ祖父が自慢していた、ステンドグラスの嵌められたちょっと珍しい扉が静かに開いて、長身の影がゆっくりと現れる。
わたしはあわてて立ち上がった。

「すみません、今日は休業日で‥‥」
「おや、そうなのですか。でも扉、開いてましたよ」
「それは、‥‥え?」

単に鍵をかけ忘れたからです、という言葉と、なんで、という言葉がぶつかって、声がでなかった。
彼が、静かに扉を閉めて、微笑む。
お久しぶりです、とひどく懐かしい日本語で言って、わたしの頭はさらに混乱した。
なんで、これは、夢?

「夢では、ありませんよ」

わたしの心を見透かしたように、彼が言った。
長くのびた髪をうしろでひとつにして、それがまた彼の長身を際だたせている。
コツコツと足音をたてながら彼はわたしの目の前まで来て、唖然としたまま動かないわたしの頬に手を添えた。
あの時の、ように。

「嘘、なんで」
「どうしても、会いたかったので。現実では、初めまして、ですかね」

頭がパンク寸前だった。
だって彼は夢の中の住人で、
だからあれはわたしが現実逃避に作り上げたただの夢で、
現実じゃなくて、
現実にはいなくて、
現実には会えなくて、
だからこそわたしは夢に焦がれて、
ずっと夢の中にいたくて、逃げ込んで、
それが叶わないと知って、
ようやく飲み込めたと思ったのに、なのに!

「ずっと探していたのですよ。やっと解放されて会いに行こうと思ったら、あなたは夢を見なくなっていた。名前も聞いていなかったし、僕があなたについて知っていることなんてほんの僅かしかありませんでしたから、探すのにずいぶんと苦労しました」
「解放って」

ずっと水の中にいたんです、と彼は目を細めて言った。だからしばらくは泳ぎたくないですねぇ、とも。

「ようやく見つけたあなたはとっくに日本を飛び出してこんなに近くにいた。
 僕がどれだけ嬉しく思ったか、わかりますか?」

わたしは首を横に振った。
そんなの、わかるわけがない。
わからないけど、それはきっと、絶対に会えないと思っていたあなたに会えたわたしの喜びと似ているのだろうと、困惑と感動がごちゃまぜになっていっぱいいっぱいの頭でぼんやりと考えた。
思考がうまく、働かない。
彼はとても上機嫌だった。上機嫌でわたしの頬をなで、髪の先にキスを落とし、ゆったりと微笑む。
目眩を起こしそうだった。

「あなたの名前を、教えてくれますか?」

彼は頭一個分低いわたしに目線をあわせて、言った。
わたしを見つけ出せたのだから、もう知っているのでしょうと言ったけれど、首を振られてしまった。

「あなたの口から、聞きたいんです」

赤と青の瞳が、吸い込まれそうなくらい近くて、くらくらした。
瞼が震えて、熱くなってくる。
溢れてくるものを隠そうと俯いて彼の肩口に額を押しつけて、小さく告げる。
こんなに近くても聞き取れるか怪しいくらいの音量で言ったのに彼は正確に聞き取って復唱して、満足げに笑った。
そうして今度はわたしの耳元で彼の名を低い声で告げられる。
心の中で繰り返した不思議な響きの彼の名前は耳に押しつけられた唇の柔らかさに押されるようにわたしの心に深く深く浸透していった。

さん」

突然耳元で名前を呼ばれて、思わず肩がはねた。
彼は愛おしむような手つきでわたしの肩をなで、頬をなで、わたしの顔を上向かせた。
赤と青の、綺麗な瞳に見つめられて、目が離せなくなる。

「愛しています」

優しい言葉と柔らかなキスは、夢なんかじゃない本物の味がした。


















あとがき

なんか‥‥なんか、もう、書きながら恥ずかしくて死ぬかと思いました。
なんで初の骸夢がコレかなぁ。甘いの苦手な私にはこれが精一杯です;
08.08.28

話が進むごとに白と青のテーブルの透け具合が変わっていっているのは、夢の世界(薄く)から現実の世界(濃く)への変化を表したかったのですが。
オフ友ほぼ全員に気付かなかったよと言われてしまったのでここに書いておきます(涙)
09.09.08 追記

白と青のテーブルが透過されなくなってしまったので背景の画像もろともデザインを変更しました。
夢の世界が現実へと近づいていく過程は文字色で表してみましたが…やっぱり透過テーブルの方がしっくりくるなあ。残念。
お話には手を加えませんでしたが、改行は増やしてみました。
13.08.16 追記